築浅マンションリフォーム設計-カガミ建築計画
建築家が設計するデザインリフォーム
カガミ・デザインリフォーム

update  4月 4日、2013年

築浅マンションリフォーム
赤坂M邸


築浅マンションリフォーム
内装・インテリアリフォーム


面積:122㎡(37坪)

予算範囲: 1200万円
デザイン:カガミ建築計画
      各務謙司 渡辺佳代子
プロデュース・施工:ライフデザイン


港区赤坂の閑静な台地に建つ、築3年のマンションの内装リフォーム事例です。

賃貸用に作られたマンションが分譲されたもので、リフォーム前の仕上げ材はグレードが低く、白くノッペリとした印象だったものを、コストパーフォーマンスを第一条件に、使えるものは再利用しながら、仕上げ材や建具を交換し、設備もグレードアップさせるリフォームデザインを目指しました。

まだ建物ができてから、それほどの期間が経っていない中でのリフォームは、勿体ないという意見がある事は十分判っておりますが、築浅だからこそのリフォームのメリットもある事が判りました。以下、完成後に赤坂M邸のお施主様から頂いたコメントです。

「現地の仕上げを見ても、どこからどこまでが旧でどこからが新だか分かりませんね。 これは解体を含めて丁寧に工事をして頂いたお蔭と、設計・デザインの段階で 既存との調整や統一性に配慮して頂いたお蔭だと思っています。

築古のリフォームはスケルトンにして総取替えで思い切ったことができる。 但し、部分的なリフォームを築古でやると、使用感のある箇所とリフォーム部分の落差は どうしても出てしまいますね。一方、築浅や新築であれば部分的なリフォームであっても 上手くやれば非常に効果が高いことがわかりました。 築浅・新築のリフォームは資源を無駄にしているのではないかという引っかかりがありましたが、意匠面を含め手を加えたい部分に限定したリフォームにより全体が格段に良くなるので費用対効果が極めて高い手法だと思います。新築リフォームは設備を一度も使わずに捨てるという側面では無駄ですが、 これから20年・30年そこで暮らすことを考えると決して無駄ではなく、 非常にいいお金の使い方だと実感しました。」

使った素材リスト:
・家具扉:チーク柾目突板CL仕上げ
・石張り壁:ライムストーン-モカクリーム
・玄関石張り床&飾り棚甲板:
大理石-ケベックカルニコ
・洗面床:タイル-セラミカマーブル
・ガラス取手:南部鉄チャコール仕上げ
・ガラス丁番:TTS-5009(綱島製作所)
 


改装後の平面図


築浅高級マンションをリフォームする理由


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既存の収納棚の内部を活かし、扉材をチーク練付け扉に交換し、収納の一部を削って飾り棚としました。

玄関ホールからリビングを望む
正面右手の壁とL字に繋がったリビング壁をライムストーン張りに張り替え、扉も袖壁付きのテンパーガラス扉に変更し、硬質でグレード感が感じられる空間へとリフォームしました

リビング・ダイニング
元は全体に白く、ベッタり・ノッペリしたイメージだった空間でした。リビングの正面壁にはライムストーンを、ダイニングの壁にはアクセントクロスを張り、メリハリと共に正面性を設けました。

リビング・ダイニング夜景
石張り壁には壁に沿ってウォールウオッシャーのダウンライトを配灯し夜景を意識したデザインとしています。照明計画も家具のレイアウトを想定し、レイアウトし直しました

リビング夜景
高層マンションの中層階からの景色を邪魔しない、節度あるインテリアを目指しました。ライムストーンも水磨きと本磨きの2種類、巾もサイズを変えて光の反射の違いを楽しめるデザインとしています

リビングから玄関ホールを見返す
白と濃灰の大理石・チーク材の扉を使った硬質な玄関ホールと、柔らかいライムストーンと既存フローリングのリビングを繋ぐ、テンパーガラスの扉

ライムストーン張りの壁とガラス扉
ランダムな縞模様のラインストーン壁と、手作りの質感のある南部鉄仕上げの取手がアクセントとなったガラス扉

玄関ホール床
タタキ部分の白い大理石は既存の石をそのまま再利用しながら高級感を感じさせるホールへと変身させました

洗面
かつては洗面と一体だったトイレを写真左手の扉を設け、その奥に置きました。床材は塩ビタイルを大型焼き物タイルに張り替え、照明も再レイアウトしています

玄関収納のディテール
チークは縦目のチーク柾目、飾り棚の甲板はケベックカルニコの実本磨き仕上げとしています

玄関床のディテール
既存の白大理石、張り替えたケベックカルニコ水磨きの石張り、新しい大理石の巾木、アクセントクロスの取り合い部分です

リフォーム後の間取り図
大きな間取り変更は行わず、細かい収納の使い勝手の変更だけに留め、仕上げ材の取り合いと照明のマッチングに注意を払った、コストパーフォーマンス重視のリフォーム計画となりました

リフォーム前の玄関ホール
白い空間で、正面性や奥行き感、陰影を感じさせないノッペリとした空間でした




             

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